資金繰りでお悩みの経営者様へ ~資金繰りの基本と重要性~ (8)
4. 資金繰り対策ですること ?
資金繰りの重要性は前回までに述べてきました。資金繰りとは資金が底がつかないようにお金の出入りをやり繰りする事です。具体的には何をすれば良いのでしょうか?
一つ目は、仕事が終わるまで時間がかかる、建設業や製造業などの場合には、仕事を受注した時に、手付金(契約金)として前もってもらうことをお勧めします。また、仕事の途中においてお金をもらい(中間金)、仕事が終わった時点で残りのお金をもらう(最終金)方法があります。原則通り、仕事が終わってからお金をもらうようにしていると、その仕事をするための材料の仕入や経費の支払いが先になり、資金繰りは悪化してしまいます。最近は時間がかからない業種である、商品売買やサービス提供の場合にも先に売上代金をもらい、入金が確認でき次第、仕事をするといった経営者様もいるようです。
二つ目としては、売上などの入金が1か月後で、それに伴う支払いも1か月後であれば何も問題ないのですが、万が一入金がなかった、入金額が少なかったりすると、お金が足りなくなってします。これを回避するために支払いの方は2か月後にしてもらい、入金の後に支払いがやって来る流れを作れば、ある程度資金繰りに余裕ができます。
これら二つの事をするには、相手があることですので相手と交渉し、合意をする必要があります。入金は早く、支払は遅くという考えはみんな一緒です。もし、相手との合意ができなければ、資金繰りは悪化する可能性があります。これを回避するためには銀行などの金融機関からの借入などで資金を調達する必要があります。
少し手間のかかることですが、お金の入りと出の流れを把握し、入りは早く、出は遅くするために取引先と交渉をし、資金の管理をする事です。要するに収支計算を実績と共に見込みも同時にし、早め早めに手を打つことが大事です。お金が足りなくなってから銀行に行ってお金を貸して下さいと言っても、厳しい交渉になることが考えられます。転ばぬ先の杖ではありませんが、予測を早めにし、時には最悪のケースも想定し、銀行など金融機関からの借り入れも検討し、資金計画をしていかなくてはなりません。