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資金繰りでお悩みの経営者様へ ~資金繰りの基本と重要性~ (14)

2016.02.16

6. 売掛金と買掛金 ?

前回からの続きとなりますが、仕入代金を掛取引(買掛金)にすれば、資金繰りが楽になるのでは?と思われるかたもいらっしゃるかと思います。

例えば、小売りのお店を始めて1か月目の時に、在庫は自己資金で用意できたすると、1か月目は仕入をしても支払の必要はありません。そうなると、支払に必要なお金はお給料や家賃、水光熱費などだけとなります。これだと、お店を始めるにはおよそ1か月分のお給料や家賃、水光熱費などの分のお金を用意すれば、資金繰りの心配はないよう思われます。これだと、以前述べた「およそ1か月の売上と同じぐらいのお金が必要」という事は何だったのでしょうか?

もし、仕入は掛取引で、売上は現金販売ということであれば(実際、小売店ではこのようなケースが多い)、開店1か月目の終わりには、1か月分の売上によるお金が残るので、2か月目以降は資金繰りの心配はなくなります。しかし、売上の方も掛取引であれば、お金が入ってくるのも翌月となり、資金は足りなくなってしまいます。すなわち運転資金が必要となります。

運転資金の計算方法として、売掛金+在庫?買掛金=必要運転資金という式があります。この計算式の意味は、売上も仕入もすべて掛取引であって、仕入以外のお給料や家賃、水光熱費などの費用と在庫分の資金が運転資金として必要だと言う事です。

仮に売掛金や買掛金がゼロで、在庫もない場合には、この計算式に当てはめるとゼロとなり、運転資金は必要ないと言う事になってしまいます。また、売掛金や在庫はなく、買掛金だけがある場合には、必要運転資金がマイナスとなり、???となってしまいます。

上で述べた式は、会計の書籍によく出ているものですが、現実的でないことがおわかりいただけたと思います。式があればそれに当てはめてしまえば、楽なことは楽ではありますが、危険です。ましてやお金に関することは間違いがあったでは済まないことです。倒産するかしないかの死活問題となります。面倒でも細かい資金繰りの管理をしていく必要があるのです。

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