資金繰りでお悩みの経営者様へ ~資金繰りの基本と重要性~ (15)
2016.02.24
7. サイトの綱引き?
前回までに説明してきた掛取引はお金の出入りが1か月後という前提でした。では、これが1か月ではなく、2か月だったらどのようになるのでしょうか?
2か月の場合ですと、まるまる2か月分の売上による入金がないこととなります。仕入の代金の支払いも2か月ないこととなります。このような場合であっても、給料や家賃、水光熱費などの支払いのお金を持っていないと、その支払いができないこととなってしまいます。
このような流れですと、お金が入って来る2か月目の月末に、売掛金の入金がないと、買掛金の支払いができないこととなります。ここで考えられるのが、支払のサイトをさらに10日伸ばして、月末締めの翌々月10日払いという契約に変えてしまう事です。
これですと、資金繰りは楽になりそうですが、資金繰りの状況を把握する事が複雑化しそうです。契約を変えるという事は相手方との交渉が必要で合意を得なければなりません。また、このような交渉をするという事は、相手側にお金がない事を言っているようなものです。
確かに支払サイトを遅らせる事は、資金繰り対策としては有効ですが、資金繰りの複雑化を招く事になります。やはり基本的には1か月のサイトで掛取引をする事が望ましく、もし1か月サイトの支払いが厳しい場合には、金融機関からの融資などで資金調達を検討した方が良いでしょう。