２．　そもそも融資って何だ？　?

前回の最後で、信用保証協会の保証限度額について触れましたが、その保証限度額は大きく分けて３つになります。

例として、東京都の場合、協会制度、東京都制度、区市町制度の３つに分かれています。協会制度のことを、一般保証といい、東京都制度、区市町制度のことを、制度融資といいます。

会社の倒産などにより、金融機関がその会社に貸していたお金を回収することができなくなった場合には、信用保証協会が金融機関に肩代わりをしますが、制度融資の場合、肩代わりした信用保証協会に対して自治体がその分を補填することとなります。肩代わりとは、回収することができなくなってしまったお金を、何とか回収しようとする権利のある債権者が、金融機関から信用保証協会に変わることをいいますが、自治体はその債権者にはなれませんので、あくまでも、補填ということとなります。

このような流れが制度融資ですので、その自治体において、金融機関が会社や事業主様に融資をする（お金を貸す）ことが、容易となり、会社や事業主様も活用しやすい制度と言えます。