資金調達の基本 ~金融機関からの融資をお考えの方へ (21)
2016.07.19
6. あなたの事業はどのように見られているか? ?
前回は金融機関の融資の審査について説明させていただきました。では金融機関は融資先をどのような評価基準で審査をしているのでしょうか?
金融機関が行う融資先の評価基準は次の5段階になっています。箇条書きにして説明します。
・ 正常先:業績が良好であり、財務内容に特段の問題もなく、延滞もない。
・ 要注意先:業績不調、財務内容問題あり。延滞先。貸出条件緩和先など。
・ 破綻懸念先:経営難にあり、改善状況なし。長期延滞先。
・ 実質破綻先:深刻な経営難。再建の見通しなし。
・ 破綻先;破産などの法的手続き開始。取引停止処分発生先。
これらの評価は、債務者(お金を借りている者)の財務状況、資金繰り、収益力など返済能力や債務返済の履行状況を判定して区分しています。お金を貸している金融機関として、その貸出金の返済の危険性を評価するのがこの自己査定です。上記5区分の評価の目安は金融検査マニュアルに書いてありますが、さらに金融機関ごとにマニュアルが作られています。当然にこの金融機関のマニュアルは部外秘となっており、債務者の区分も非公開ですので、自分の会社が金融機関からどのような評価をされているかはわかりません。
しかし、正常先かどうかは各金融機関共通していますので、正常先か正常先以外であるかはわかります。正常先以外の要注意先以下の評価が金融機関ごとに違いがあるのです。正常先に書かれている良好な財務状況というのは、決算書が債務超過の状態ではなく、赤字の状態でもないことです。