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資金調達の基本 ~金融機関からの融資をお考えの方へ (23)

2016.07.25

6. あなたの事業はどのように見られているか? ?

前回までは金融機関が行う自己査定と融資先のランク付けの内容について説明させていただきましたが、その企業格付けと自己査定自体は何なのでしょうか?

まず、企業の格付けですが、決算書を用いて行う財務分析による評価といっても良いと思います。ただし、数値を当てはめて世間一般的なものと照らし合わせる絶対的な評価ではなく、金融機関内のすべての融資先の中での相対的な評価となります。なので、その金融機関内で自分の会社よりも利益率の良い会社が多かったり、売上の伸び率が高い会社が多いと、低い評価が与えられてしまいます。選んだ金融機関によって左右されてしまうということなのです。このように、各金融機関で独自に評価が行われていますが、すべての金融機関に共通していることは、資本金以上の赤字がある債務超過の状態の場合には、正常な融資先であるという評価は得ることができません。

一方、自己査定とは金融機関が持っている貸出金や有価証券などを自ら査定評価し、その結果を自らの決算書に反映させて載せることをいいます。つまり、貸出金の評価は融資先の評価ということとなります。貸出金の評価とは、融資先の企業の決算書が債務超過であり、実質経営破綻状態という場合には、金融機関の資産である貸出金の回収に懸念があるということになり、その貸出金は不良債権となります。

前々回触れたように、社長個人の資産を会社の資産にプラスして考慮してくれる場合もありますが、金融機関が融資を行うに当たって、いきなりそのような状態からの融資スタートは避けたいところです。融資をして、何年か経ってそのような状態になってしまったのならともかく、最初から債務超過の状態で、でも個人で資産を持っていますよといわれてもといったところでしょうか?したがって、金融機関の融資条件の中には、債務超過の状態ではないことが含まれていることもあります。融資を申し込む前に調べる必要があります。

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