会社設立は自分でできる?自分で設立する場合と専門家に任せる場合の違いを紹介(前編)
会社設立は起業するうえでの第一歩ですが、この会社設立に関する手続きを自分で行う場合と、専門家に任せる場合の選択肢があります。この記事では、自分で会社設立を自分で行う場合と専門家に依頼する場合のメリットとデメリットについて解説していきます。
会社設立を自分で行うメリットとデメリット
まずは会社設立を自分で行う場合のメリットとデメリットについて紹介していきます。
会社設立を自分で行うメリット
会社設立を自分で行う最大のメリットは、専門家に任せる費用を削減できる点にあります。費用はどれだけの業務を専門家に任せるかによって異なりますが、自分で会社手続きを行えば手数料や相談費用を節約できるため、初期投資を抑えつつビジネスをスタートさせることが可能です。
また、自分で会社設立の手続きを進めることで、事業運営に必要な知識や手続きの流れを理解する機会になります。例えば会社にとって登記の手続きは司法書士に任せるのが一般的ですが、自分で行うことも可能です。
会社を経営していると役員の就任や退任、本社の移転や支店の設立など登記が必要な業務が発生しますが、登記を司法書士に任せると1回あたり数万円の手数料が発生します。会社設立を自分で行うことで、必要な手続きの内容や費用感を理解できます。自分で会社を設立することはビジネススキルや自己成長の面でも価値をもたらすため、これもメリットといえるでしょう。
会社設立を自分で行うデメリット
会社設立を自分で行う場合のデメリットは、会社設立に必要な書類の作成や手続きに時間と労力がかかることです。会社設立は法的な手続きなので、提出書類に不備があれば書類が受理されない場合や修正を求められる可能性があります。
本来はビジネスの成長に向けた取り組みに全リソースを割くのが理想です。会社設立に必要な書類作成は本来の仕事ではないので、その仕事に時間や労力をかけるデメリットは小さくありません。
会社設立時の書類は、例えば定款一つとっても後から変更するのは簡単ではありません。知識がない状態で定款を作成すると、定款の不備で問題が発生したり、後々にトラブルに発展する内容を記載するリスクもあります。自分で会社設立をするデメリットは創業直後よりもある程度時間が経過してから問題が顕在化することもあるため、自分で作成することが本当にベストなのかを考えたほうが良いでしょう。
会社設立は篠田税務会計事務所がサポートします
前編では会社設立を自分で行うメリットとデメリットについて解説してきました。後編では、会社設立を専門家に任せるメリットとデメリットについて解説していきます。
篠田税務会計事務所では会社設立の相談やサポートも行なっています。会社設立を専門家に任せてビジネスに注力したい場合にはお気軽にご連絡ください。