資金繰りでお悩みの経営者様へ ~資金繰りの基本と重要性~ (19)
2016.03.16
9. 預金口座を資金繰り表にしてしまおう
前回までは基礎的な事を中心に触れてきたので、基礎編という位置づけでした。残りの回数も少なくなってきましたが、今回からは応用編としてご説明します。
資金繰りを管理するには、資金繰り表を作成する事が必要となります。資金繰り表の作成方法はいろいろありますが、普段のお金の管理の方法によっては、資金繰り表の作成をより簡単にする事ができます。それは、お金のやり取りをすべて預金口座でする事です。
現金でのやり取りは、売上金はすべて預金口座に入金します。仕入の場合も必要な分だけその都度預金口座から引き出します。よくありがちなのが、売上などで得たお金で仕入や経費のお金を払ってしまう事がありますが、これを止めていただいて、面倒ですが売上の入金、仕入、経費の払いをそれぞれ預金口座に出し入れします。
預金口座のやり取りが増え、面倒にはなりますが、今はATMの機械も増え、またコンビニでもお金の引出や入金はできます。また、インターネットバンキングを利用すれば、パソコンやスマートフォンからでも預金取引ができますので、それほど負担にはならないと思います。
注意点としては、お店などの場合の釣銭や、小口の現金は、必要に応じてその都度預金口座から引き出し、資金繰り表に合計金額を記載します。この場合、領収書やレシートの集計は必要ありません。これにより、お店や事業所に必要のない現金を持たないようにすれば、資金繰り表の繰越金は預金残高となるはずです。