資金調達の基本 ~金融機関からの融資をお考えの方へ (19)
2016.07.08
5. 連帯保証人がいないとダメ?
前回までは担保について触れてきましたが、担保と共にお金を借りるのに必要なものとして、連帯保証人もそうなのでは?と思っている方も多いかと思います。今回はこの連帯保証人について触れていきたいと思います。
金融機関は融資の際には必ず連帯保証人を要求してきます。個人事業者の場合は、配偶者や家族を、会社であれば社長個人が連帯保証人となるケースが多いようです。会社の場合、実際にお金を借りるのは会社という法人でも、社長個人の連帯保証が付いているのであれば、会社が倒産しても、社長を退任することとなっても、その保証債務からは逃れることができなくなります。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?それは業績悪化の際の計画的倒産や社長の辞任をお金を貸す金融機関が避けたいからです。また、金融機関が最も懸念することは、会社と社長個人の財布が一緒になってしまうことです。したがって、社長個人に会社の融資の連帯保証を要求されることとなります。
家族・親族以外の第三者連帯保証人というものもありますが、現在は政府から金融機関に対して、融資の際に第三者保証を求めないように要請しています。もし、金融機関から第三者保証人を求められたら、経営者保証に関するガイドラインを知らなのですか?と返してあげましょう。できれば要請レベルとはいえ、政府の通達を守れないような金融機関とは付き合わない方が賢明です。融資の申し込みを取りやめるのはもちろん、口座も解約して取引をなくしてしまった方良いのでは?と個人的には思います。