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資金繰りでお悩みの経営者様へ ~資金繰りの基本と重要性~ (6)

2016.01.15

3. お金はないのに利益は出ている??? ?

資金繰りを考えるにあたっては、損益計算書を見る経営者様は多いかと思います。先に述べた通り、損益計算書上、利益が出ていても資金がないという状況は多々ありますので、利益が出ているから大丈夫と思いこんでしまう事は危険です。そう思い込んでしまうと資金繰りを悪化させてしまう事になってしまいます。

損益計算書とは一定の期間の経営成績を示すものです。一番上に売上高があり、その下に売上原価があり、売上高から売上原価を引いたものが粗利益(売上総利益)となります。その下には販売費及び一般管理費があり、粗利益から販売費及び一般管理費を引いたものが営業利益となります。この営業利益が本業の儲けを示す数値となります。さらに下には営業外の収益、費用(預金の利息、利息の支払)があり、営業利益にこれをプラス、マイナスしたものが経常利益となり、外部の人はここを見て儲かっているかいないかを判断します。

さらに機械を売った事による売却損益、巨額の賠償金を払ったなど通常では起こらない事によるものを特別損益と言い、経常利益にプラス、マイナスしたものが税引前当期純利益となります。そこから儲けに係る税金を引いたものが当期純利益となります。

この純利益(あるいは経常利益)を黒字にする事が目的となりますが、資金繰りは損益とは一致しません。損益計算書は各収益、費用が発生基準(計算期間中に起きた事に基づいて計上すること)で計上されており、お金が入ってくる事、出ていく事は関係ありません。損益計算書に計上されていても、お金が入っていないもの、支払が済んでいないものがあったり、お金が出て行っていないものが費用として計上されていたりすることがあります。

これが大きな原因となって利益とお金の収支が一致しません。黒字倒産が起こるのもこれが原因です。なので、損益計算書の利益を過信してはならないのです。あくまでも参考にしていただき、資金繰りは別に管理する必要があります。

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