資金繰りでお悩みの経営者様へ ~資金繰りの基本と重要性~ (5)
2016.01.13
3. お金はないのに利益は出ている??? ?
お金がない(資金が目減りしている)という状況は、前回掲げた7つの要因が主ですが、これらは儲かっていてもあり得る事です。これを回避するには仕入代金や経費の支払いを後払いすることが考えられます。
資金を管理する事は、先に述べた7つの要因が様々に絡んでいるため、とても複雑です。しかし、この資金繰りができないと事業を継続する事はできなくなってしまいます。したがって、資金繰りは事業経営のために重要なこととなります。
事業を営んでいく目的は儲ける事、すなわち利益を上げる事ですが、この利益を追求する事に追われ、資金繰りは忘れがちになる傾向があります。先に述べた通り、資金が底をついてしまったら事業を継続する事はできません。利益を追求する事は大事な事ですが、この資金繰りにも関心を持って、積極的に対策を行っていただきたい事です。
売上や利益を上げる事は従業員が働いてくれる事でできますが、資金繰りは経営者様の仕事となります。どんなに利益を出したも、資金繰りが悪化し、資金が不足してしまえば倒産となってしまいます。要するに資金繰りができないと経営者失格となってしまいます。
逆に利益が出ていなくても資金繰りさえできていれば、倒産はしません。事業を継続できるかどうかは資金繰りができるかできないかにかかっています。資金繰りの重要性をおわかりいただけでしょうか?