資金調達の基本 ~金融機関からの融資をお考えの方へ (8)
2016.06.06
2. そもそも融資って何だ? ?
前回からの続きとなりますが、融資のもう一つの種類として、手形貸付があります。手形貸付とは約束手形を振り出して、資金を金融機関から借りる方法をいいます。
手形貸付は、返済を預金口座からの自動引き落としではなく、返済回数の分だけ約束手形を振り出し、その約束手形を決済することで、融資の返済とする方法です。手形貸付の融資を金融機関から受けるには、銀行との当座取引がなくても可能で、ほとんどの場合は、融資専用の手形用紙を使います。
手形貸付の借り方の特色としては、返済期間が1年以内の短期間となります。なので、借りる側としては、使い道が相当限定されることとなります。具体的には、製造業や建設業、または季節によって左右される業種の方が比較的利用されているようです。
上に記した業種以外でも、納税資金や賞与資金の支払いといった、一時的な資金不足時に、手形貸付で融資を受けることができます。言い換えると、設備投資などの長期的な使い道のために借りることはできないということです。
要するに、手形貸付は金融機関に対して、約束手形を振り出す形式の融資で、手形の受取人が金融機関、手形の振出人が会社や個人事業者ということになり、原則1年以内に返済することとなる短期借入金ということになります。




