川崎、調布の会社設立、創業融資に強い篠田税務会計

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【前編】不動産業で法人化・会社設立を考えたら最初に整理すべきこと

New 2026.07.03

不動産業は独立・開業が多い一方で、近年は個人で不動産投資や仲介・管理を始め、事業規模が大きくなって法人化へ進む方も増えています。ただし、不動産業の会社設立は「登記をすれば終わり」ではありません。宅建業免許の要否や事務所要件、社会保険、税務の影響など、他業種より検討項目が多く、準備不足のまま進めると時間とコストが膨らみやすい分野です。

当事務所では、不動産業の会社設立・法人化に関するご相談を随時お受けしています。節税だけで判断せず、免許取得や資金計画まで含めた“失敗しない設計”を一緒に整理しますので、開業を視野に入れた段階で一度ご相談ください。

不動産業で法人化する主なメリット

法人化のメリットは「税金が安くなる可能性がある」だけではありません。代表的なポイントを整理します。

•税率の違いを活かした利益コントロール
個人は所得が増えるほど税率が上がる仕組みのため、利益が一定規模を超えると法人の方が有利になるケースがあります。役員報酬の設定も含め、利益の出し方を設計できる点が法人の強みです。

•社会保険・退職金などの制度設計がしやすい
法人は原則として社会保険加入が必要ですが、その分、将来の年金や退職金制度の構築を含めた長期設計が可能になります。

•経費の考え方が整理しやすい
法人は事業実態に即した支出を経費として組み立てやすく、資金繰り・管理面での透明性が上がります。

•赤字の繰越や償却の調整
法人は欠損金の繰越期間が長く、投資が先行しやすい不動産業と相性が良い面があります。また減価償却の計上方針を戦略的に考えられる点も特徴です。

•相続・承継を見据えた設計
保有資産を法人に集約し、株式で承継していく発想は、将来の承継戦略として検討されることがあります(ただし株価対策や資金繰りは慎重に)。

ただし法人化には“負担”も増える
メリットの裏側として、会社設立費用や運営コストは確実に増えます。社会保険の負担、税理士顧問料、決算対応など「固定費」が発生し、赤字でも法人住民税の均等割がかかる点は見落としやすいポイントです。
さらに、不動産を個人名義で取得した後に法人へ移す場合、名義変更に伴う登記費用や不動産取得税などが発生し、結果的に割高になるケースもあります。

前編の結論は、法人化は“節税”だけで決めず、免許・事務所・資金計画まで一体で判断すること。後編では、不動産業の会社設立で必須になりやすい「宅建士」「事務所要件」「免許取得」を軸に、具体的な流れと注意点を解説します。

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