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会社設立時の資本金の平均額は?資本金の考え方と金額設定について(前編)

2023.10.06

会社設立にあたり資本金の金額をどう設定するかは経営者自身で決めますが、資本金を決めるための基準があるわけではありません。
そこで今回は、資本金の役割と既存の会社の資本金の平均額、資本金を設定する際の考え方や金額設定について、前編と後編に分けて解説していきましょう。

資本金とは
資本金とは、会社を運営するにあたり経営者や出資者から払い込まれたお金のことです。
会社の運営には人件費や商品の仕入れ、備品の購入など様々な経費が発生しますが、会社設立時に開業資金や経費を賄うための費用として使用できるのが資本金です。

資本金については会社法第32条で「成立後の株式会社の資本金及び資本準備金の額に関する事項」が定められているため、会社設立時には必ず資本金を定める必要があります。

2006年まで株式会社を設立するためには最低1,000万円の資本金が必要でしたが、会社法の改正によって資本金が1円からでも株式会社の設立が可能となりました。
ですが、資本金1円で株式会社を設立すると、会社設立時に発生する開業資金や経費を支払うことができず、すぐに運転資金がショートしてしまいます。
ですから、資本金は会社設立からある程度の期間、会社を運営できるだけの金額を設定しておく方が良いでしょう。

会社設立時に資本金が果たす役割
会社設立時には顧客の開拓、事務所の借用など様々な交渉や金融機関に対する借入なども発生します。会社設立直後は実績や売上などをアピールできないため、資本金がその会社の経営力や財務力を評価する指標になります。

例えば金融機関から運転資金を借り入れする場合、特に会社設立直後は資本金の金額によって融資額が変わることが多いため、あまりに少ない資本金の場合、借り入れが不可能になるリスクがあります。
また、商品の仕入れなどで取引先と交渉する場合にも資本金が多い方が支払い能力が高いと見なされ、スムーズに交渉が進みます。

このように資本金は、会社設立時には資本金によって社会的信用が左右されるケースがあるため、出資可能な金額やこれから始めるビジネスで必要となる金額などを考慮して設定する必要があります。

資本金の平均額は300万円〜500万円未満が最多
これから会社設立を行うにあたり、参考になるのが既にビジネスを行っている会社の資本金の平均額です。「令和3年経済センサス」によると、資本金の平均額は300万円〜500万円未満が最も多く、次いで1,000万円〜3,000万円未満になります。

また、資本金の出資額平均で最も低い300万円未満に分類される会社は全体の11.3%でした。このことから、必ずしも高い300万円以上の資本金を設定している会社ばかりではないことがわかります。

まとめ
今回は、資本金の概要や役割、資本金の平均額について解説してきました。後編では、実際に資本金を設定する場合の考え方や設定金額についてご紹介していきます。

会社設立には資本金だけでなく様々な課題があるため、専門家の力を借りることも重要です。篠田税務会計事務所なら、経験豊富な税理士が最適なアドバイスをいたします。会社設立でお困りの場合はぜひ篠田税務会計事務所へご相談ください。

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