銀行融資を受ける際の10個のポイント~前編~
会社を経営していくにあたってみなさん頭を悩ませているのが「資金調達」ではないでしょうか?資金調達と聞いて、一番に思いつくのが銀行からの融資です。実際に多くの企業が融資を受けています。では、銀行から融資を受けやすくなるためのポイントは何でしょうか?前編と後編の2回に分けてご紹介していきます。
●銀行融資を受けやすくする10個のポイント
①銀行の格付けをよくする
②「純資産」を重視
③「損益の変化」が重視(損益計算書)
④事業計画書には説得力をもたせた内容にする
⑤資金の用途
⑥法人成りしておく
⑦代表者は連帯保証人になる
⑧借入金を返済するための計算方法を理解する
⑨銀行の担当者とコミュニケーションをとる
⑩税理士を活用
それではそれぞれを詳しく見ていきましょう。
①銀行の格付けをよくする
銀行は全ての取引先企業を格付けしており、それにより融資の条件が異なってきます。
財務内容や経営状況などによって変わってきますので、少しでもリスクを減らしておきましょう。
②「純資産」を重視
前述の格付けをよくするには決算書の内容を良くすることが重要です。その中でも会社にどれだけ財産や負債があるのが示す書類である貸借対照表はとても重視されます。その中で得に純資産は最重要です。この純資産はマイナスだと融資を受けること自体難しくなりますので注意しましょう。
③「損益の変化」が重視(損益計算書)
会社の営業活動等で得た儲けを示す書類である損益計算書の中で、本業で稼いだ利益である「営業利益」と企業活動の結果稼いだ「経常利益」の2つを銀行は重視します。
最低でもこの二つはプラスにしておくことが大切です。
④事業計画書には説得力をもたせた内容にする
これは言われずもがなかとは思いますが、事業計画書は熱意や想いばかりを書いても納得できるものではありません。客観的にみても説得力のある内容を記載しましょう。
⑤資金の用途
ここでいう資金の用途とは「融資された資金をどう使うのか」であり、なぜ資金が必要なのか、具体的な数値で示し、使用用途までしっかり説明できるようにしておきましょう。
~まとめ~
今回は銀行から融資を受けやすくする10個のポイントの前編ということで、5つ紹介してまいりました。これらは融資を受ける際にも最低限クリアしておくべき点ですので、
しっかり見直してみてくださいね。当事務所は銀行融資のサポートもさせていただいています。詳しく話を聞きたい方、少しでも気になった方は是非お気軽にご相談ください。
では、次回後編をお楽しみに!