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【後編】不動産業の会社設立は“免許と事務所”が肝。開業までの流れと注意点

New 2026.08.04

不動産業は「会社を作る」だけでは開業できない場合がある
不動産業での会社設立は、一般的な登記手続きに加えて、宅建業免許の取得が関わるケースが多く、他業種より段取りが増えます。特に仲介・賃貸・売買などを行う場合、免許が必要となる可能性が高いため、最初に「自社の業務が免許対象か」を整理することが重要です。

宅地建物取引士の確保は“必須タスク”
宅建業を営む場合、一定人数ごとに専任の宅地建物取引士(宅建士)を置く必要があります。経営者自身が資格を持っていなくても、採用や業務委託などで要件を満たす方法はありますが、開業時の計画に組み込んでおかないと免許申請で止まることになります。
また宅建士には、重要事項説明や書面への記名押印など、取引の要となる業務があり、実務の品質にも直結します。人材確保は“後回しにしない”のが鉄則です。

事務所要件は落とし穴になりやすい
免許申請では、事務所の体裁が審査対象になります。たとえば、住居の一部を事務所にする場合でも、専用スペースや区画の明確化、入口や設備の条件など、実務上の要件を満たす必要があります。
また、コワーキングや共有スペースは要件を満たしにくいことがあるため、早い段階で「申請可能な事務所か」を確認しておくと手戻りを防げます。

会社設立から開業までの現実的なステップ
不動産業の会社設立は、概ね次の順で整理するとスムーズです。
1.事業モデルの確定(売買/賃貸/仲介/管理/コンサル等)
2.事務所の確保(免許要件を満たすか確認)
3.資金計画(設立費用+運転資金+協会加入等の初期コストを見積り)
4.定款・登記(事業目的に不動産関連を適切に記載)
5.宅建業免許申請(宅建士要件・書類整備)
6.開業準備(取引実務の体制、会計処理、契約書類の整備)

ここで重要なのは、「先に何を決めるか」で全体コストと期間が変わるという点です。例えば、事業目的の書き方が曖昧で登記後に修正が必要になったり、事務所要件を満たさず物件を借り直すことになったりすると、想定外の出費につながります。

不動産業の会社設立は“設計”で結果が変わる
不動産業は、免許・人材・事務所・資金の4点が絡むため、勢いだけで進めると遠回りになりがちです。一方で、最初に論点を整理しておけば、法人化のメリット(税務・信用・制度設計)を最大化しながら、無駄なコストを抑えて開業できます。

当事務所では、不動産業の会社設立に関して、法人化シミュレーション、役員報酬設計、免許取得を見据えた定款・経理体制まで一貫してご相談をお受けしています。開業準備を「何から始めればいいか分からない」という段階でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

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