前回は銀行融資における３つの審査基準についてご紹介してまいりました。前回に引き続き今回では、金融機関ごとの融資における姿勢、特徴についてご紹介していきます！

●金融機関ごとの融資における特徴
一概に「銀行に融資を受ける」といっても様々な金融機関があり、それぞれで融資の姿勢に大きな違いがあります。そのため銀行融資を受ける際には金融機関ごとの特徴を知っておくことも大切です。メガバンク、地方銀行、信用金庫の３つに分けてそれぞれご紹介していきますね！

・メガバンク
そもそもメガバンクとは、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループなどの預金残高や貸出残高が莫大な都市銀行のことです。メガバンクは金融機関の中でも最も融資基準が難しく、審査にも時間がかかります。創業間もない企業などはなかなか審査が通るのは難しいかと思います。

・地方銀行
地方銀行は全国地方銀行協会に加入している第一地銀と、第二地方銀行協会に加入している第二地銀があります。地方銀行は、企業への融資等と通して地域経済の発展に貢献することを目的としているので、もし会社の所在地に地銀の支店等があれば融資を受けやすい特徴がありますが、金利はメガバンクと比較すると高い傾向にあります。

・信用金庫
信用金庫とは信用金庫法に基づいて設立されている非営利目的の金融機関です。集めたお金をその地域の起業に貸し出すことにより、地域の循環的な発展に貢献することを目的としています。信用金庫法によって基準がいくつか設けられています。金利の面ではメガバンクや地方銀行よりも高い傾向にあります。融資審査においては経営者の人柄や信用に重点がおかれています。

～まとめ～
今回は銀行融資を検討するにあたって、金融機関ごとの特徴をご紹介していきました。それぞれもっと詳しく基準などは設けられていますので、気になるところがあれば詳しく調べてみることをおススメします。
前編後編と２回に分けて銀行融資についてお伝えしてまいりました。企業にとって銀行融資は会社の成長の大きなカギとなるはずです。融資を受ける際にはしっかり計画的に準備をしておきましょう。
当事務所は銀行融資における総合的なサポートを行っています。何からはじめたら良いか悩まれている方も、まずはお気軽にご相談ください。